住宅ローンの利用者比率について
こんにちは、営業のクロダです。
住宅金融支援機構が「民間住宅ローン利用者の実態調査」(2013年7月〜10月)を公開しました。
このデータにその月の金利を調べてみましたので、比較してみます。
2013年7月
利用者比率
変動型:32.5%/固定期間選択型:33.8%/全期間固定型:33.8%
当月の金利
変動型:1.325%/固定期間選択型:1.75%/全期間固定型:2.05%
※変動型、固定期間選択型(10年固定)は熊本銀行、全期間固定型はSBIモーゲージの金利を参照しました
2013年8月
利用者比率
変動型:35.9%/固定期間選択型:37.8%/全期間固定型:26.3%
当月の金利
変動型:1.325%/固定期間選択型:1.60%/全期間固定型:1.99%
2013年9月
利用者比率
変動型:49.8%/固定期間選択型:30.6%/全期間固定型:19.6%
当月の金利
変動型:1.325%/固定期間選択型:1.60%/全期間固定型:1.94%
2013年10月
利用者比率
変動型:47.0%/固定期間選択型:31.2%/全期間固定型:21.8%
当月の金利
変動型:1.325%/固定期間選択型:1.50%/全期間固定型:1.93%
利用者比率と、その月の金利を比較してみました。
変動型の金利は全く変化しないものの、固定期間選択型(10年固定)と全期間固定型の金利は毎月のように下がっていました。
利用者比率も2013年7月時点では3つの金利タイプとも同程度の比率でしたが、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要がピークを迎えた9月、10月時点では変動型の比率が約半分程度まで増加しています。
また、全期間固定型の金利はほぼ毎月のように下がり続けており、10月時点では比率が微増しています。なお、2014年2月時点で1.79%と前月までの最低水準金利を更新しており、申し込みも増えているそうです。
このように数値で比較してみると、現時点の全期間固定型で住宅ローンを組むことの利点は多いようです。
5ヵ年ごとに返済額が見直される変動型や、選択した固定期間の終了以降に適用される金利がやや割高な固定期間選択型と異なり、全期間固定型の金利は1.79%(2014年2月時点)と若干高めです。反面、35年間の毎月返済額が全く変わらないため、今後の金利の推移に左右されないこと、返済計画が立てやすいことは大きな利点です。
住宅購入を検討されている方々にとっては、2015年10月に予定されている消費税率10%への引き上げ前(建築請負契約は2015年3月31日まで)までが次のタイミングの目安になりそうです。
以上、営業のクロダでした。